ライトコイン(LTC)とは?
ライトコイン(LTC)は、ビットコインのコードを基により速く安い決済を目指して2011年に誕生したプルーフ・オブ・ワーク型の暗号資産です。
ライトコインは元Googleエンジニアのチャーリー・リーが2011年10月に公開し、ビットコインの『デジタルゴールド』に対して『デジタルシルバー』とも呼ばれます。ライトコインはプロジェクト文書によるとブロック生成目標が約2.5分、発行上限が8,400万枚で、いずれもビットコインの4倍の設計です。
ライトコインの仕組みと発行量は?
ライトコインはビットコインと同じPoWですが、ハッシュ関数に『Scrypt』を採用しています。ライトコインのマイナーは計算競争でブロックを作って取引を確定させ、ブロック間隔が短いため少額決済で待ち時間が比較的短く済みます。
ライトコインのブロック報酬は84万ブロック(約4年)ごとに半減し、直近の半減期である2023年8月に6.25 LTCへ下がりました。ライトコインの次の半減期は2027年半ば頃と見込まれています。
ライトコインは2022年5月に任意のプライバシー機能MWEBを導入しましたが、そのため韓国など一部地域の取引所では上場廃止などの対応が取られました。
2026年のライトコインの最新動向は?
ライトコインの米国初の現物ETFであるCanary Capitalの『LTCC』は、2025年10月28日にナスダックで取引を開始しました。2026年9月時点の報道では、LTCCの運用規模はビットコインやイーサリアムのETFと比べて小さい水準にとどまっています。
ライトコインではEVM互換のゼロ知識レイヤー2『LitVM』の開発が進んでいます。LitVM側の発表によると2026年4月にテストネット『LiteForge』が公開され、メインネットは複数の監査完了を条件に2026年第4四半期のローンチが予定されています。
ライトコインは何に使われる?
ライトコインは確認が速く手数料が低いため、決済や少額送金に使われています。ライトコインは歴史が長く、一部の決済サービスや暗号資産ATMで対応しており、2025年10月以降は米国の現物ETFを通じた間接的な保有も可能になりました。
ライトコイン上のLitVMが計画通り定着すれば、DeFiやトークン発行などライトコインの用途が広がる余地があります。
ライトコインのリスクは?
ライトコインの第一のリスクは差別化の弱まりです。ライトコインの決済特化という強みは高速な新興チェーンやステーブルコインに押され、存在意義が薄れたとの指摘があります。ライトコインは開発活動が比較的静かで、成長の勢いが弱いとも評価されています。
ライトコインの第二のリスクは需要と規制です。ライトコインETFへの資金流入はまだ限定的で、MWEBによる規制面の制約や、LitVMの遅延・セキュリティ問題の可能性もあります。本記事は情報提供のみを目的としており投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。