ユニスワップ(UNI)とは?
ユニスワップ(UNI)は、仲介者なしでトークンを交換できるイーサリアム発の分散型取引所(DEX)プロトコルと、そのガバナンストークンです。
ユニスワップは2018年にヘイデン・アダムス氏が立ち上げたプロジェクトで、取引所企業や板を使わず、ユーザーが預けた流動性プールでトークンを自動交換する自動マーケットメイカー(AMM)方式を広めました。UNIトークンは2020年9月に総量10億枚で発行されました(ユニスワップ公式ブログによる)。
ユニスワップのUNIは当初、プロトコル変更を投票で決めるガバナンストークンでしたが、2025年12月の手数料スイッチ可決以降、プロトコル手数料と結びついたトークンへと位置づけが変わりました。
ユニスワップの仕組みは?
ユニスワップは自動マーケットメイカー(AMM)の仕組みで動きます。流動性提供者が2種類のトークンをプールに預け、他のユーザーがそのプールと交換し、取引手数料は流動性提供者に分配されます。価格は板ではなく数式で決まります。
ユニスワップv4は2025年1月にリリースされ(ユニスワップ公式発表による)、フック(hooks)機能により動的手数料やオンチェーン指値注文などのカスタムプールを作れるようになりました。
ユニスワップは2025年2月に独自のレイヤー2ネットワーク『Unichain』のメインネットも稼働させ(ユニスワップ公式発表による)、より速く低コストな取引環境を提供しています。
ユニスワップの手数料スイッチ(UNIfication)とは?
ユニスワップのガバナンスは2025年12月、UNIfication提案を1億2,500万票超の賛成で可決し(CoinDesk報道による)、長年議論されてきた手数料スイッチをオンにしました。v2・v3プールとUnichainで発生した手数料の一部がプロトコル分として積み立てられ、UNIを焼却しなければ引き出せない設計です。
ユニスワップのUNIficationには財務庫保有のUNI1億枚を一度に焼却する措置が含まれ、提案時点の価値は約5.96億ドルと報じられました(DL News、2025年12月時点)。これは当初発行量10億枚の約10%にあたります。
ユニスワップが2026年1〜7月にプロトコル収益として得た額は約2,820万ドルと集計されています(Stobox分析、2026年時点)。ただし手数料スイッチ可決後もUNI価格はしばらく低迷しました。
ユニスワップは何に使われる?
ユニスワップはイーサリアムや複数のレイヤー2ネットワークでトークンを交換する代表的な窓口として使われています。ユーザーはユニスワップに流動性を提供して取引手数料を得ることができます。
ユニスワップのUNI保有者はプロトコル変更提案への投票を通じてガバナンスに参加でき、手数料スイッチ以降はプロトコル手数料がUNI焼却につながる仕組みとも結びついています。
ユニスワップv4のフック機能を使って開発者がさまざまなカスタムプールを構築しており、ユニスワップを基盤とするエコシステムが広がっています。
ユニスワップにはどんなリスクがある?
ユニスワップは他のDEXや取引アグリゲーターとの激しい競争にさらされており、取引量や手数料収益は競争環境によって変動し得ます。
ユニスワップには規制リスクもあります。分散型取引所やガバナンストークンを各国当局、特に米国証券取引委員会(SEC)がどう扱うかが不確定要素です。
ユニスワップの手数料スイッチがUNIの価値に実際どのような影響を与えるかはまだ検証段階で、スマートコントラクトの脆弱性といった技術的リスクも存在します。本記事は投資助言ではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。