ポリゴン(POL)とは?
ポリゴン(POL)は、イーサリアム互換チェーンのPolygon PoSと、複数チェーンをつなぐAggLayerで使われるネットワークトークンです。
ポリゴンは2017年にインド出身の開発者らが『Matic Network』として始め(Polygon公式ブログによる)、2021年に『Polygon』へ改名しました。共同創業者のサンディープ・ネイルワル氏が2025年にPolygon財団のCEOに就いたと複数のメディアが報じています。
Polygon PoSはイーサリアムと同じ方式(EVM互換)で動き手数料が低いため、決済・ゲーム・NFTなど少額取引の多いサービスで使われてきました。ポリゴンは自らをイーサリアム経済圏とつながる拡張インフラと位置づけています。
MATICとPOLの違いは?
ポリゴンは2024年9月4日のメインネットアップグレードで、Polygon PoSのガス・ステーキング用トークンをMATICからPOLへ切り替えました(Polygon公式ブログによる)。交換比率は1 MATICにつき1 POLでした。
Polygon公式ブログによると、2025年時点でPolygon PoS上のMATICの約99%がPOLへ移行し、CoinGeckoも移行完了として扱っています。POLはこの移行とともに『Polygon 2.0』と呼ばれる再設計の中核トークンになりました。
POLの発行量と用途は?
POLの初期供給量はMATICと同じ100億枚で、Polygon公式ドキュメントによれば年2%の新規発行(バリデーター報酬1%、コミュニティ・トレジャリー1%)が設計されています。最新の流通量はCoinGeckoなどの集計サイトで確認するのが確実です。
POLはPolygon PoSの手数料支払い、バリデーターのステーキング、ネットワークの安全確保に使われます。Polygon財団は2026年にPOLの一部をバーンする仕組みを進めると表明しており、実施状況は公式発表での確認が必要です。
企業はなぜポリゴンを採用したのか?
ポリゴンは大手ブランドの採用事例で知られてきました。ナイキ、スターバックスOdyssey、Redditのコレクティブル・アバターなどがポリゴン上で展開され、スターバックスOdysseyのようにすでに終了した取り組みもあります。
ポリゴンが企業に選ばれた理由として、低い手数料、イーサリアムの開発ツールとの互換性、開発支援が挙げられます。近年のPolygon PoSは、ステーブルコイン決済と現実資産(RWA)のトークン化を主な用途として打ち出しています。
AggLayerとは?
AggLayer(アグリゲーションレイヤー)はポリゴンが開発するチェーン間接続レイヤーで、複数のブロックチェーンの流動性とユーザーを一つのネットワークのようにまとめることを目指しています。ポリゴンはゼロ知識(ZK)証明などでチェーン間移動の安全性を高めようとしています。
ポリゴンは戦略をPolygon PoSとAggLayerの二本柱に絞りました。Polygon公式ページによると、ZKロールアップであるPolygon zkEVMメインネットベータのシーケンサーは2026年7月3日に停止し、新しいブロックは生成されていません。
ポリゴンのロードマップは?
ポリゴンは『Gigagas』ロードマップで、Polygon PoSの処理能力を毎秒10万件規模に高め、ほぼ即時のファイナリティを実現する目標を公式ブログで示しています。この目標は決済や機関向けインフラを想定したものです。
ポリゴンは同時に、AggLayerへより多くのチェーンを接続し、統合された流動性とチェーン間の即時移動を実現しようとしています。達成時期や成果は公式発表で継続的に確認する必要があります。
ポリゴン(POL)のリスクは?
ポリゴンはArbitrum・Optimism・Baseなどのイーサリアム・レイヤー2と激しく競争しています。MATIC→POL移行やzkEVM終了といった度重なる戦略変更により、方向性が分かりにくいとの指摘もあります。
POLにネットワークの価値がどれだけ蓄積されるか、発行・バーン政策やAggLayerの採用がどう進むかが焦点です。本記事は情報提供を目的としたもので投資助言ではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。