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トロン(TRX)

TRX#8
¥52.93+0.12% (24h)

トロン(TRX)とは?

トロン(TRX)は、USDTなどステーブルコインの高速・低コストな決済と送金に特化したレイヤー1ブロックチェーンです。

トロンはジャスティン・サンが2017年に立ち上げたプロジェクトで、2018年に独自メインネットへ移行しました。トロンはテザー(USDT)が最も多く流通するチェーンで、2026年第2四半期末時点のNansen四半期レポート集計ではトロン上のUSDT流通量は約880億ドルと、どのチェーンよりも多くなっています。

トロンは手数料が安いため、特に新興国でドル(USDT)をやり取りする実用的な決済網として広く使われています。トロンのネイティブコインTRXは、ネットワーク資源(帯域幅・エネルギー)の確保、手数料の支払い、ステーキングと投票に使われます。

初回発行2017-08-28
総発行上限94,987,286,439
時価総額¥5,027,654,833,404
循環供給量94,987,259,727 TRX
連絡先tron.network

トロンの仕組みは?

トロンは委任型プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)を採用し、TRX保有者の投票で選ばれた27のスーパー・リプレゼンタティブ(SR)がブロックを生成します(トロン公式ドキュメントによる)。バリデータが少ない分、処理が速くコストが低いのが特徴です。

トロンの処理規模は、2026年第2四半期のNansen集計で1日平均約1,180万件の取引、1日平均約440万のアクティブアドレスです。

トロンではTRC-20規格でUSDTなどのトークンが発行されます。トロン上のUSDT送金は取引所とユーザーをつなぐ低コストの送金経路として多用されており、2026年第2四半期のNansen分析でも大手中央集権型取引所が活動の大きな割合を占めていました。

TRX リアルタイムチャート

24時間変動+0.12%
7日変動+0.54%
時価総額¥5,027,654,833,404
24時間出来高¥57,236,519,704
24時間高値¥53.22
24時間安値¥52.86
過去最高値¥68.24

Data provided by CoinGecko

TRXの供給量と仕組みは?

TRXは立ち上げ初期に大量発行された後、ブロック報酬による新規発行とネットワーク手数料によるバーンの差で供給が調整されます。トロンは利用が多い時期にバーンが発行を上回り、純供給が減るデフレ局面になることもあります。

トロンのネットワーク価値を測る際は、TRXの供給量そのものより、トロン上のステーブルコイン規模や決済額が指標としてよく挙げられます。また、TRXのかなりの部分が創業者側に集中している点も供給構造の特徴として指摘されています。

2026年のトロンの現状は?

トロンはステーブルコイン決済で最大級のネットワークの一つです。2026年第2四半期のトロン四半期レポート(Nansen・KuCoinまとめ)集計では、四半期のステーブルコイン決済額は約2.08兆ドル、四半期の取引件数は約11億件でした。

トロンとジャスティン・サンに対する米SECの訴訟は、2026年3月に和解で決着しました。CoinDeskの報道(2026年3月)によると、トロン関連法人Rainberryが1,000万ドルの罰金を支払い、ジャスティン・サンとトロン財団・BitTorrent財団への請求は棄却される内容でした。

トロンはSEC訴訟の終結で規制面の不確実性が減ったと評価されており、ジャスティン・サンは伝統金融機関のトークン化資産や決済をトロンに呼び込むことを目標に掲げています。

トロンは今後どこを目指すのか?

トロンの戦略は、ステーブルコインの決済レイヤー(settlement layer)としての地位を固めることです。トロンは機関投資家や伝統金融のトークン化資産と決済需要の取り込みを主要課題としています。

トロンの今後の評価は、派手な技術ロードマップよりも、USDTをはじめとするステーブルコイン決済の実利用をどれだけ維持・拡大できるかにかかっているとの見方が多くあります。

トロンにはどんなリスクがある?

トロンの第一のリスクは中央集権性の問題です。少数のSRによるDPoS構造とジャスティン・サンの大きな影響力から、トロンは分散性が弱いと批判されており、創業者に関わる規制・評判リスクもたびたび指摘されます。

トロンの第二のリスクはUSDTへの依存です。トロンの活動の多くがテザー送金に集中しているため、ステーブルコイン規制の変化やテザー発行体をめぐる問題の影響を受けやすく、TRXの価格がネットワーク指標ほど動かないとの指摘もあります。本記事は投資助言ではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。

基本情報

カテゴリSmart Contract PlatformLayer 1 (L1)Alleged SEC SecuritiesFTX HoldingsDWF Labs PortfolioTron Ecosystem
アルゴリズムDelegated Proof-of-Stake

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