テゾス(XTZ)とは?
テゾス(XTZ)は、オンチェーンガバナンスによって自ら更新できるオープンソースのプルーフ・オブ・ステーク型ブロックチェーンです。テゾスはコードの安全性と分散性を重視しており、ネイティブトークンXTZは手数料の支払い、ステーキング、ガバナンス投票に使われます。
テゾスはテゾス財団の資料によると、2014年にアーサー・ブライトマン氏とキャスリーン・ブライトマン氏がホワイトペーパーで提案し、メインネットは2018年に稼働を開始しました。テゾスのメインネットは稼働以来停止することなく運用され、技術志向の開発文化と活発なコミュニティで知られています。
テゾスの自己修正プロトコルはどう機能する?
テゾス最大の特徴は、オンチェーンガバナンスによる自己修正(セルフアメンドメント)です。テゾスのステークホルダーはプロトコル更新案を作成して投票でき、可決された提案はチェーンを分裂させるハードフォークなしで適用されます。テゾス公式発表によると、2026年1月24日に20回目のアップグレードであるタリン(Tallinn)が有効化され、レイヤー1のブロック時間が6秒に短縮され、すべてのベイカーが各ブロックを承認する方式に変わりました。
テゾスはプルーフ・オブ・ステークで合意形成を行い、XTZ保有者は自らベイカーとなるか、ベイカーへの委任やステーキングを通じてネットワークの安全確保に参加し報酬を受け取れます。テゾスは設計段階から形式検証を想定しており、正確性が重視されるスマートコントラクトの開発に向くとされています。
XTZの用途とエコシステムは?
XTZは取引手数料やスマートコントラクトの実行コストの支払いに使われ、ベイキングと呼ばれるブロック生成やステーキングのために預け入れられます。XTZはプルーフ・オブ・ステークの仕組み上、新規発行分がベイカーとステーカーへ報酬として配られるため、供給量は固定ではなくプロトコルの規則に従って変動します。
テゾスのエコシステムにはDeFi、NFT、ゲーム、トークン化資産など多様なアプリケーションがあり、ネイティブのコントラクト言語MichelsonのほかSmartPyやLIGOが用いられます。テゾスはEVM互換のレイヤー2であるイーサリンク(Etherlink)を運用しており、テゾス公式ロードマップによれば、2026年5月にプレビューネットを公開したテゾスXで、MichelsonとEVMの実行環境を同一の台帳上で連携させる取り組みを2026年第3四半期のメインネットを目標に進めています。
テゾスの強みとリスクは?
テゾスの強みとしては、ハードフォークを伴わないアップグレードを繰り返してきた実績、形式検証と相性のよい設計、委任やステーキングによる参加のしやすさが挙げられます。テゾスのメインネットが2018年の稼働以来無停止で運用されてきた記録も、安定性の観点でよく言及されます。
テゾスはスマートコントラクト基盤の激しい競争の中にあり、開発者と利用者の獲得は継続的な課題です。ガバナンス投票の影響力が大口保有者に偏り得るという指摘もあります。テゾスを含む暗号資産全般には技術的な欠陥、規制の変更、大きな価格変動などのリスクが伴うため、本記事は情報提供のみを目的とし、投資助言ではありません。