ザ・サンドボックス(SAND)とは?
ザ・サンドボックス(SAND)は、利用者がボクセル形式のアセットやゲームを制作・売買できるブロックチェーン型メタバースと、その基盤トークンです。ザ・サンドボックスは制作物の所有権をブロックチェーンに記録する点で従来のゲーム基盤と異なり、Animoca Brands傘下で運営されてきました。
SANDはザ・サンドボックスの経済圏で決済、報酬、ガバナンス参加などに使われるユーティリティトークンで、イーサリアム上のERC-20規格として発行されています。SANDは既存のイーサリアム対応ウォレットやインフラで扱えるほか、プロジェクトの告知によるとBaseやBNBスマートチェーンなどにもブリッジされ、複数のチェーンで利用されています。
ザ・サンドボックスはどのような仕組みですか?
ザ・サンドボックスは、制作ツール、マーケットプレイス、ゲーム体験を置く空間がひと続きになる構成を目指しています。ザ・サンドボックスの利用者はボクセルのアセットを作って出品でき、他の利用者はそれを購入したり自分のゲームやコンテンツに組み込んだりできます。
SANDはザ・サンドボックス内のアセット売買、制作者への報酬、シーズンイベントの報酬などの決済手段として使われます。公式ブログによると、ザ・サンドボックスは2026年2月にブラウザからの参加に対応したシーズン7を開始し、2026年7月には制作ツールであるサンドボックス・スタジオのベータ範囲を広げるなど、制作環境の見直しを続けています。
SANDの発行上限はいくつですか?
SANDの総供給量は、2026年9月時点のCoinGecko集計で30億枚です。SANDの上限はトークン設計の段階で定められたもので、後から任意に増やさない前提となっています。
SANDの総供給量と市場に出回る流通量は別の概念です。SANDのチーム分、財団や生態系向けの配分、報酬プログラム分が時間をかけて解放される予定については、プロジェクトの公開資料やCoinGeckoなどの集計サイトで最新の数値を確認するのが確実です。
ザ・サンドボックスの利点とリスクは?
ザ・サンドボックスの利点としては、制作者向けツールの提供、ブロックチェーンによる所有権の記録、イーサリアム標準に沿った互換性の高さが挙げられます。ザ・サンドボックスは、ゲームとデジタル資産を結びつける試みを比較的早い段階でサービスとして形にした例としても知られています。
ザ・サンドボックスの価値は、実際の利用者数と制作活動の継続性に大きく左右されます。プロジェクトの発表によると、2026年8月にSANDのクロスチェーン・ブリッジ契約の設定不備を突いた流出事案が起き、財団がトレジャリー資金で被害分を1対1で補填すると表明しており、マルチチェーン構成に伴う技術的リスクも考慮すべき点です。
SANDを含む暗号資産には、価格変動、各国の規制環境の変化、取引所での上場やデリバティブ提供状況の変動といったリスクがあります。本稿はザ・サンドボックスに関する情報提供を目的とした解説であり、投資の勧誘ではありません。